♪夫との離婚を夢見る兼業主婦の雑記ブログ♪

~最終タイミングは熟年離婚!~

~夫失踪事件①勃発~

長男妊娠7か月の時、
私は切迫早産で緊急入院した。


お腹の張り止めの点滴を10日間ずっと着けて副作用も辛かったが、
精神的にかなりやられていた。


入院することになる数日前、夫が突然失踪したのだ。

夫が失踪した当日の朝、
いつもの平和な朝だった。

夫婦待望の赤ちゃんも授かり、結婚生活は順調そのもの。
いつも通りお弁当を手渡して夫を笑顔で見送った。
夫もいつも通り笑顔で会社に向かった。

その日の昼だった。
一本の電話がかかってきた。
出てみると夫の会社からだった。

「夫さんが出勤していないのですが…」


…え

どういうこと?


何度電話しても出ない。


私はパニックになった。


何か事故や事件に巻き込まれたんじゃないか。
電車の事故情報や通勤ルートの事件情報を検索した。
北海道の義母にも夫から何か連絡は入っていないかと確認した。

メールと電話をひっきりなしにいれると、
電話はそのうち繋がらなくなった…


何件メールを入れたか、
電話をいれたかわからない。

気づけば夜になっていた。

その時、やっと夫から一通のメールがきた。


「幸せにできなくて本当にごめんなさい。
愛してます。」


その文面は私に自殺を想像させた……


私は警察に電話をした。


警察の人がすぐ駆けつけてくれて詳しい事情を聞いてくれた。
そして緊急性があると判断して携帯会社と連携して夫の居場所を突き止めてくれることになった。


警察の方が私のお腹をみて、
「奥さん妊娠されてるんですか!?何かあっては大変ですので頼れる人がいたら頼って、身体を大事にしてください」

といってくれた。

不安で心細かった私はその言葉に涙ぐみながら

「ありがとうございます」
と言った。


眠れるわけなかった。

お腹の赤ちゃんのことを考えたら少しでも休まないとと思ったが、
涙が溢れて止まらなかった。


「なんで!?なんで!?なんで!?待望の赤ちゃんも授かって幸せいっぱいのはずなのになんでーー!!!」


永遠とそういいながら泣きつづけた。


朝の4時頃だった。

警察から電話がきた。


「ご主人が見つかりました。今からご主人を連れてご自宅へ伺います」



生きてた…

愛する夫が帰ってくる!!!!!


「よかった…よかった!よかった!!!」


安堵でまた涙が出た。


夫は警察の方に連れられて帰宅した。


警察官「奥さん。怒らないで落ち着いてご主人の話を聞いてあげてください。」

怒る気持ちはなかった。

無事に帰ってきてくれたことだけで十分だった。



夫は仕事で悩んでいた。
仕事をやめたかったが、私に言うと離婚を言い渡されると思い精神的に追い詰められて逃亡したらしい。
逃亡した後どうするつもりだったのかと聞くと、
ほとぼりが冷めたら離婚届を送るつもりだったとのこと。。


私は仕事をやめたからと言って離婚を言い渡したりなどしないこと。
普通に相談してほしかったことを伝えた。

そして私は夫の気持ちを受け止め、一緒にこれからどうするか考えようと言った。

朝の8時になり、会社に連絡を入れとりあえず今日は仕事を休み改めて話をする機会を打ち合わせしようと言うことになった。


後日会社と話をし、別の出向先に変えてもらえることになり、これでとりあえず一件落着かと思えた…



しかし私はたまたま見つけてしまった…

夫のスマホをふざけて触ってた時に電話張に登録している謎の番号を…

闇○○○ー○○○○


私は努めて明るく
「なにこれ(笑)なんの電話番号??(^○^)」

と聞いてみたが、夫はごまかすばかり
むしろ少し逆ギレ気味になりかけていた。

私はその番号をこっそりネット検索してみた。

するとある金融機関の電話番号だった。

私は嫌な予感がしてこっそり夫の財布の中身をみた。

消費者金融のカードだ。。

私はそのカード番号を控え、ネットでその消費者金融の会員ページにログインを試みた。(夫の使うパスワードはおおよそ検討がついていた。)


するとやはり嫌な予感は的中した。

借金をしていたのだ。


借り入れ契約日はちょうど失踪当日。。

逃亡資金の為であることは容易に想像できた。


しかしショックだったのはそのお金を返していないだけでなく、
失踪から無事帰宅した後にさらにお金を借りている履歴だった。


「なんで…!!?」


もう失踪事件は解決して夫はリラックスして家にいるのに!!!


でもここで問い詰めても、きっと言い争いになるだけ…
本人から事情を話そうと思わないかぎりなんの根本的解決にもならない。


裏切られたと思った。
ぐっと堪えて何も知らないふりをしなくてはいけないのがくやしかった。


その数日後、出血し私は切迫早産で入院した。